桂山 夕焼け雲に誘われて
  郷里の里山。こどもの頃はこの山をかずらやまと呼んでいたが、桂山。
なるほ ど、女性の桂のような優美な形だ。今は干拓された沼地が数キロ続く土手の道を 小学校へ通った。
高校にはこの土手を越えて、片道8キロの自転車通学。鍛えれ ば強くなるはずと信じていた。
暗い朝から晩まで、気合いの空回りで弱かった剣 道のために通った日々が蘇る。
当時は一本調子のクールファイブの歌を誰もいな い夜道で高唱していた。今は標題の歌が浮かぶ。
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