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尾 道 |
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【尾 道】
尾道水道(小津安二郎「東京物語」笠智衆のバックが尾道水道)がまるで川のよう。向島は入口が造船所。その背後に因島がある。しまなみ海道で陸続きに。このアングルは多くの画家が描いているんだそうで、わたしもその案内板の前にへたり込んだ。千光寺公園つづみ岩の上から。 |
福良港 |
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【福良港】
淡路島の東端でもあり、南端でもある。三宮から1時間半の高速バスで、終点。向かいの沼島(ぬしま)は、漁師の町。お嫁さん募集のテレビ番組で有名になった。これから、役所と交渉前の寸時に描いた。気もそぞろの時に描こうがどうせ下手やから出来映えはあんまり変わらんな。向こうの山の中に建築家丹下健三作の戦没学徒を追悼するメモリアルタワーがあるのだが、運営する財団法人の財政難で朽ち果てつつあるのが悔やまれる。 |
鳴門大橋 |
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【鳴門大橋】
大阪のプラザホテルがやっていた。プラザが倒れていまはホテルニューアワジのプラザ淡路島ホテル。ここのランチを前にがさがさ、フォークと絵筆を振るって仕事に向かった。瀬戸内海の同じ緯度の小豆島は紅葉があり、寒くてそうめんの産地。淡路は暖かくて紅葉がない。 |
水の都大阪 大江橋から |
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【水の都大阪 大江橋から】
大阪駅から南へ銀杏並木の桜橋筋を歩くと大江橋にかかる。いい雰囲気の建物があちこちに。これは平成16年12月8日朝、橋の上で描く暇がなかったので、デジカメに納めたものから。水上バスも走ります。神戸の人間には、大阪は異国ですね。この絵の緑の背後にある裁判所(元の阪大跡)に、税理士法で認められた補佐人として出廷したんですが、景色よりも更に更に不思議な光景でした。 |
神戸港 |
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【神戸港】
これは夏に、税理士の集まりが始まる前に、帽子をかぶってガサガサと。遅れ気味に行くと、あんたのこと言われてたで。なんや、どうせいいこと違うな?油断も隙もない奴らだ。この団体は言いたいことを言えるが、耳にいたいことも言われる。それがどうした?文句があるか?
私には性にあっているんですよ。 |
洞爺湖の春紅葉 |
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【洞爺湖の春紅葉】
5月の連休前に行った。この時期の北海道の山は雪解けのあと。ヒグマの背中のようで美しくない。でも、眼をこらすとなんとなくピンクがかって見えたから朱を混ぜた。後で知ったが雪解けのほこりだらけの枯れ木には、つぼみが鈴なりで桜とツツジが一遍に咲く直前。春紅葉と呼ぶらしい。この当時、虻田町は地震被害で客足が遠のいていた。夜、向かいの旅館街から数の少ない花火が上がった。私には、業者の悲鳴に聞こえた。 |
国際会館から神戸市役所 |
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【国際会館から神戸市役所】
神戸市役所も背が高い。展望台はあるけど、そのもっと上に市会議員の議場があるのが神戸市らしい。なんで?それはね、神戸空港建設反対の35万人署名を集めても、議員は反対だと言っておいて中で賛成する。まさに民意を逆さまに見下す象徴なんです。
それから、市章のマークはいかりらしいけど、私には、以前からあった立命館のマークを逆さにしただけに見えるんですが。当初は保守・途中で革新・最後は丸のみの全会派支持という不思議な宮崎さんという結局ワンマンじゃなかったのかという市長が長かったですが、このお方が立命館卒だから?そんなことないでしょうね。 |
じじ婆1年待つ |
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【じじ婆一年待つ】
これはある時、カード会社の新聞コマーシャルの小さな白黒写真から、想像で。コピーは確か「1年待っていてくれる人がいる。」東京から新幹線で5時間、そこから在来線。その小さな駅からタクシーで30分というような文字を記憶している。都会で深夜まで働きづめで、やっとできた一人っ子を連れて、嫁と一緒に帰る。爺は1年待っている。その日は、朝からそわそわ。掃除と電気をつけて。婆が後ろで見守る。爺は、タクシーが見えたら、引きこもるに違いない。 |